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趣旨

    三峰岩(曹欽栄 撮影)

人権園区は白色テロ時代の2ヶ所の政治犯監獄跡地を整備改築して誕生したものです。一つ目は台湾省保安司令部新生訓導処(1951-1965)で、冷戦時代に台湾がアジアで孤立していた境遇を反映しております。二つ目は、国防部緑島感訓監獄(1972-1987、緑洲山荘)で、この頃から、国際人権運動に携わっている方々が、台湾政治犯の救援に立ち上がりました。戦後の台湾で人権が抑圧された歴史が、この園区の旧獄舎や文献資料によって生々しく語られております。


    園区緑島の北東の角に位置しています(台灣游芸 提供)



人権抑圧の歴史・島嶼の生態・平和文化
国民党政権が1949年5月19日に戒厳令を布告したその翌日から、1987年7月15日に至るまで、台湾では世界史上最も長期間に渡った戒厳令下で、白色テロと呼ばれる恐怖政治が続きました。人民の生命や財産、及び自由の権利は一切剥奪され、抑圧と侵害を受けたのです。


本園区は台湾人民が長期の戒厳統治によって人権が抑圧され侵害された歴史を記念するメモリアル・パークであり、また人権の歴史と環境保護の考えを共に兼ね備えた展示の場でもあります。園区は人々が自由と民主を求めて奮闘した歴史の真相に依拠し、収集、研究、展示、伝達、および解説等のミュージアム機能を発揮して、白色テロ時代の政治監獄の跡地を修築して、台湾近代史の解明と研究に資するものであります。これによって人権及び環境権教育を推進し、国民の人権意識を高め、国際平和文化の交流を促進したいと願うものです。


民主的な暮らしの方式を守るためには、市民の一人ひとりが自分も人権の守り手であることを認識し、みんなが生存している地球環境に関心を持ち、更にみんなの幸せを約束する未来へ向かって一緒に努力することを、参観者の皆様と心がけたいと思うのです。

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