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記念の場

世界文化遺産の潜在候補地
この園区は20世紀の東西冷戦時代にあって、人権迫害の実状を具体的に目撃し検証した場所であります。それは20世紀後半に、第3波の民主化の潮流が澎湃として起り新興民主国の誕生に繋がったもので、世界最長の戒厳令統治の象徴の場でもあったことで、重大な意義を持つものであります。

園区にはかつて色々な経歴をもった台湾のエリートの人たち以外に、中国の各省から來台した人たち、海外居住者などが多数牢獄に繋がれていました。これらの人達は、緑島に無形の文化遺産を残してくれました。再度この島に監禁され、30年以上も牢獄生活を送った政治犯が20人以上もいることは、正しく世界的な記>録であり、世界の他の「監獄島」には見られない現象であります。本園区は国連が認定した世界遺産の中の「悲劇の遺産(Legacy of Tragedy)」または「ネガティブ遺産(Negative Heritage)」と対比できるものと思われます。例えば、ポーランド「アウシュビッツ収容所」、日本広島の「原爆遺跡」などは歴史上の特殊事件の遺跡として、あるいは南アのロビン島(Robben Island)が、アパルトヘイト(人種隔離)時代に自由を追求した象徴として挙げられます。

    ◆日本広島の「原爆遺跡」。(曹欽栄 撮影)

緑島石朗近海の「ジャイアント・マッシュルーム」は、付近海域の海洋生態変化の指標であり、また地球史を記録する「生きた証拠」でもあり、最低1200年の命を持っており、世界最大の団塊微孔珊瑚として、地球の海洋の歴史を保存しているのです。

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